[公開期間:9/26(火)~11/24(金)]
*10/24の会場におけるポスター発表とは一部内容が異なるものがあります。
*ポスター原稿には、第14回の講演資料と同じパスワードが設定されています。
*ポスター原稿は、会員限りでポスター発表会の目的のみに利用するものとし、会員外への流出や複製・転載・二次加工等
は禁止します。
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P-1
「カーボンニュートラルへの
電気化学的アプローチ」
株式会社KRI
松田 敏彦(電気化学デバイス部)
(要旨)
電気化学プロセスは、電気エネルギーと化学エネルギーを直接返還するプロセスで、温室効果ガスの排出量を削減できる低炭素化技術として注目されています。再生可能エネルギー由来の電気などを利用して、水素・アンモニア製造などへの活用に注目されています。
エネルギー効率や反応選択制などの性能向上が一層求められる現在、蓄積した知見で材料探索から部材・デバイス試作・評価試験まで幅広く対応する取り組みをご紹介します。
P-3
「変化する電力グリッドへの対応」
住友電気工業株式会社
平田 嘉裕
(パワーシステム研究開発センター)
(要旨)
現在、電力分野では2つの変革が起き、課題が生じている。1つは変動性再エネ(太陽光発電や風力発電)の主力化で、需給バランスが課題になっている。また分散型電源が普及する傾向にあり、従来は大型発電所から需要家に一方向に流れていた電気が需要家から電力網に逆潮するようになり、送配電制御に課題が生じつつある。これら課題への解決策として蓄電池とエネルギーマネジメント技術が期待されており、弊社の取り組みを紹介する
P-5
「空調機内蔵アクティブフィルタ(AF)を用いた無効電力制御による
配電系統の電圧の制御能力」
ダイキン工業株式会社
河野 雅樹
(テクノロジー・イノベーションセンター
インバータ技術グループ)
(要旨)
2030年に再生可能エネルギー(以下、再エネ)を18%から36~38%に引き上げる計画である。再エネが増加することにより配電電圧が上昇する課題があり、配電電圧対策機を全国に1.5万箇所に設置と4000億円程度のコストが試算されている。そこで弊社では、ビル用業務空調機に内蔵された高調波抑制技術のアクティブフィルタの余剰能力を活用して配電電圧の上昇を抑制する技術を開発している。
P-7
「建物完結型バイオガスシステム
『メタファーム®』」
株式会社竹中工務店
岩本 宏
(環境共生・エネルギー本部)
(要旨)
外食店舗・食品小売り店舗を有する商業施設、食品工場において発生する生ごみを外部搬出することなく建物内・敷地内で分解し、発生したバイオガスを使ってエネルギーに変換し地産地消するシステムです。
排水処理設備との連携で、排水処理後汚泥の搬出も不要とする本システムは、生ごみ・汚泥の外部処理に係わる CO 2 発生を回避します。あべのハルカス他への適用事例を交えつつ、本システムの技術内容についてご紹介します。
P-9
「省エネ加湿を実現する微細ミスト
生成技術」
パナソニックホールディングス
株式会社
藤本 翔悟
(マニュファクチャリング
イノベーション本部)
(要旨)
品質保証や除電対策での湿度管理手段には、一般的に蒸気加湿が用いられ、加熱時に多大なえねりーが必要である。一方で、水を物理的に破砕し微細化したミストによる手段の場合、平均粒径7㎛以下に微細化し対象を濡らさないことと、微細化時の使用エネルギー最小化が要求される。本開発では、微細化過程の最適化により、省エネ性・微細化を両立する二流体ミスト生成技術を確立し、従来比較で約90%の消費エネルギー削減を達成した。
P-11
「太陽光発電の地産地消による
『再エネの暮らし』を目指した
戸建住宅での電力融通街区の構築」
大和ハウス工業株式会社
村上 伸太郎、藤本 卓也
(総合技術研究所 環境エネルギー研究部
次世代エネルギーグループ)
(要旨)
近年、住宅分野においてZEHの推進とともに太陽光発電等が多く導入されている。一方で系統制約等の観点から、自宅内で発電した電力は自宅内で消費することが推進されており、より効率的に電力を消費するためには複数の住宅で電力を融通することが望ましい。本発表では、「再エネの暮らし」を目指した「セキュレア船橋グランオアシス」での AI を用いた高度なエネルギーマネジメントによる戸建住宅間電力融通について紹介する。
P-2
「カーボンニュートラルへの
熱・化学的アプローチ」
株式会社KRI
黒本 雅哲(環境化学プロセス研究部)
(要旨)
吸着や吸収、触媒反応、熱分解等の熱・化学的アプローチを通じてカーボンニュートラルの技術開発に貢献する当部は、固体吸収材の性能評価、メタネーション等のCO2変換プロセス開発、CO2の炭酸塩固定化等のネガティブエミッション技術に積極的に取り組んでいます。
また、ラボでの実験にとどまらず、経済性評価やスケールアップ検討まで、熱・化学的プロセス開発の様々なステージでお客様を支援いたします。
P-4
「CO2⇒COケミカルルーピングによる
CO2資源化技術の開発とカーボン
ニュートラルに向けた取り組み」
積水化学工業株式会社
柳橋 宣利、戸野 侃、
飯島 圭祐、中間 友樹
(R&Dセンター先進技術研究所
グリーンケミストリープロジェクト)
(要旨)
当社はCO2の有効利用およびCO2削減に貢献する技術として、ガス切替型の反応機構によりCO2をCOに高効率で変換できる連続プロセス(ケミカルルーピング反応技術)を独自開発している。CO2排出源である製鉄所の高炉排ガスやごみ焼却場の排ガスでの実証を進めており、COを更なる有価物に変換するプロセスと併せることでCCUSを実現し持続可能な社会及びカーボンニュートラルの実現を目指していく。
P-6
「新たな家庭エネルギーシステムの
提案とその効果の検討」
ダイキン工業株式会社
安田 善紀
(テクノロジー・イノベーションセンター
モータ技術グループ)
(要旨)
地球温暖化などの環境問題対策としてPVの導入やEVの普及が注目されている。PV、バッテリが接続されている家庭エネルギーシステムにおいて家庭内で負荷の高いエアコンをDCリンクに接続するシステムを提案し、システム全体の高効率化を検討する。また、EVバッテリや定置バッテリ、空調機、ヒートポンプ給湯器等を制御することで、PV発電電力の自己消費率を改善する手法をシミュレーションにより検討する。
P-8
「状態監視システムによる風力発電
装置の運用保守効率化」
NTN株式会社
小川泰輝
(ロボティクス・センシング技術部)
川上博貴
(ソリューションビジネス部)
(要旨)
カーボンニュートラル社会実現への取り組みの一つとして、風力発電装置の安定稼働に貢献するサービス・ソリューション事業を展開しています。
本発表では、弊社が開発した風力発電装置用状態監視システムの運用状況、NEDO事業でのスマートメンテナンス技術開発への取り組みや、日本の落雷被害に対する研究について紹介します。
P-10
「フルオレンセルロースファイバー
樹脂マスターバッチ」
大阪ガスケミカル株式会社
廣田 真之
(フロンティア マテリアル研究所)
(要旨)
樹脂やゴムへの高い分散性と補強性を示すセルロース由来のフィラー「フルオレンセルロースファイバー」の、樹脂マスターバッチおよびゴムマスターバッチを出展します。樹脂マスターバッチを添加することで、樹脂の強度・寸法安定性・耐摩耗性の向上のほか、リサイクル可能な繊維強化樹脂の作製が可能です。ゴムマスターバッチの添加では、ゴムのモジュラス・引裂強度の向上や発熱の低減、軽量化が可能です。
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P-12
「低CO₂高炉鋼材
『Kobenable Steel』について」
株式会社神戸製鋼所
岩﨑 眞澄
(技術開発本部 材料研究所
精錬凝固研究室)
(要旨)
高炉法は最も生産性の高い製鉄プロセスだが、製鉄所におけるCO2排出量の80%は高炉から排出されている。したがって、高炉におけるCO2排出削減は鋼材のCN化に向けて重要な課題である。
弊社では、還元ガスで鉄鉱石を直接還元するプロセス(MIDREX®プロセス)により製造した還元鉄を活用して独自のCO2削減ソリューションを確立し、国内初の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」を商品化した。
今回は、その製造プロセス、活用方法、特長について紹介する。
P-13
「パーソルグループ内の取り組みと
脱炭素社会実現に向けた事業と
しての貢献」
パーソルプロセス&テクノロジー
株式会社
小林 賢弥
(パーソルプロセス&テクノロジー
株式会社)
(要旨)
・パーソルグループのカーボンニュートラル宣言と気候変動への対応。事業活動に伴う温室効果ガス削減に向けた取り組み(オフィスにおける電力使用量削減等)
・脱炭素社会実現への貢献として、企業が抱える脱炭素化課題解決サービスの事業化と事業内容
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